みたかマロン動物病院

犬と猫の血液型について

Instagram 24時間WEB予約

犬と猫の血液型について

犬と猫の血液型について

こんにちは!

愛玩動物看護師の菅野(かんの)です🐈👓

 

私は過去に動物専門の検査センターに籍を置いていたことがありまして🔬

「何の仕事してるの~?」と聞かれて「動物の血液検査してる~」と回答すると

「血液検査=血液型を調べること」と思っている人が多いのか

「わんちゃんねこちゃんって何型なの~?」とよく言われました(笑)

もちろん血液型の検査もやりますが、健康診断や体調不良でまずおこなう血球計数+白血球分類+血液生化学検査がほぼでした!

 

 

そんな訳で、今回は「犬と猫の血液型について」お話しようかと思います。

 

 

まず、わんこもにゃんこも私たち人間と同様で血液型があります💡

 

みなさんご存じに通り、人間はABO式血液型で「A型」「B型」「O型」「AB型」の4種類。

A型の人の赤血球にはA型抗原が付いており、血液中の血漿には抗B型抗体が含まれています。血液中にB型抗原が入ってくると抗原抗体反応が起こります。

B型の人はその逆で、赤血球にB型抗原が付いており、血液中の血漿には抗A型抗体が含まれています。血液中にA型抗原が入ってくると抗原抗体反応が起こります。

O型の人の赤血球には抗原が付いていません!Oと言いつつ、実は0のことなんです。血液中の血漿には抗A型抗体と抗B型抗体が含まれています。血液中にA型抗原、B型抗原が入ってくると抗原抗体反応が起こります。

AB型の人の赤血球にはA型抗原とB型抗原が付いており、血液中の血漿には抗体が含まれていません。

 

血液中で抗原抗体反応が起こるとどうなってしまうか…

赤血球が壊れます😲!!!!!

それはもう、ぐしゃっと…( ノД`)シクシク…

これを「凝集反応」といいます。

血液型の検査はこの原理を利用して検査をおこない、血液型の判定をします。

でも実際の身体の中で起きたら大変なこっちゃです💦

なので、輸血ができる血液型の組み合わせが決まっています。

輸血される側を「レシピエント」、輸血の血を提供する側を「ドナー」といいます。

レシピエントは聞きなじみがあまりないですが、ドナーは聞きなじみありますよね!

 

輸血可能な組み合わせは以下の通り。

レシピエントがA型の場合、ドナーはA型のみ

レシピエントがB型の場合、ドナーはB型のみ

レシピエントがO型の場合、ドナーはO型のみ

レシピエントがAB型の場合、ドナーはAB型のみ

となっています。

昔はO型の血液はA型とB型に輸血できると言われていましたが、近年では同じ血液型のみで輸血をおこなうようになっているようです。

 

人間の場合、ここにRHの+-も関わってきます。

RH-の場合はRH-の人の血液でなければなりません。

RH-の人はレアなので、ドナー探しも大変そうです。

AB型でRH-となると…かなりレアです…日本に何人いるかな…

 

国によって血液型の人口割合は様々で、インドはB型が多めみたいです🍛

日本は割合が多い順でA型、O型、B型、AB型となっています。

日本人は血液型で性格判断をすることが多いですが、これやってるの日本だけみたいです。

戦争中の軍隊編成も血液型を使ってやったこともあるらしい…

「赤血球の抗原の違い=性格の違い」というのは、なんとも非科学的!!

でも面白いですよね、血液型占い。

ちなみに私はB型(BBもしくはBO)の父とA型(AO)の母から生まれたB型(BO)です。

遺伝の話も大好きなのですが、話が長くなるのでやめておきます🥺(笑)

気の強い恐ろしいB型の姉二人に圧倒されて育った父は「B型の女はとんでもない!!」とよく言っていました。

「B型ということは隠して生きた方が良い」と言われたこともあったような、なかったような…(笑)

遠い昔の話ですが、実際にB型を隠してO型と偽り合コンに参加したことが数年間ありました。そこで本当によく言われたのが「B型じゃなくてよかった~!Bの女は気が強くてわがままで…」と散々の言われよう(笑)

本当に日本人は血液型占いが好きだなあと身をもって体験しました。

その後、趣味🏀を通じてA型(AAもしくはAO)と結婚。娘に恵まれました。果たして娘は何型なんだろうなあと日々思っています。今は血液型を小さいうちから調べないみたいで、最近の若い子は自分の血液型知らないという子が多くいてびっくりです!

 

 

すご~~く話がずれましたが、ここからが本題です🐶🐱

 

わんこはなかなかややこしいので、人間のABO式に近そうな(近く見えますが遺伝様式は全くの別物)にゃんこの血液型からお話しましょう🐱

 

猫の血液型は「A型」「B型」「AB型」の3種類です🐱O型はありません!

人間場合と同様で、

A型の猫の赤血球にはA型抗原が付いており、血液中の血漿には抗B型抗体が含まれています。血液中にB型抗原が入ってくると抗原抗体反応が起こります。

B型の猫はその逆で、赤血球にB型抗原が付いていて、血液中の血漿には抗A型抗体が含まれています。血液中にA型抗原が入ってくると抗原抗体反応が起こります。

AB型の猫の赤血球にはA型抗原とB型抗原が付いていて、血液中の血漿には抗体は含まれていません。

 

なので

輸血可能な組み合わせは以下の通り。

レシピエントがA型の場合、ドナーはA型のみ

レシピエントがB型の場合、ドナーはB型のみ

レシピエントがAB型の場合、ドナーはAB型のみ

となっています。

 

日本に住む猫の血液型の割合は多い順でA型(約90%)、B型(約10%)、AB型(非常に稀)となっています。

人間と同じで国によって割合が違うみたいです。ベースとなる猫種の違いや、品種の系統の違いかと思います。

そうなんです。品種によって、血液型の割合が変わってくるのです!

 

まず日本で圧倒的に多く飼育されている日本猫(ドメスティックキャット)はほぼA型といわれています。

うちに住んでいるのび🐈もA型です。

若い頃は大きくて立派な猫だったので、ドナーとして輸血が必要なねこちゃんのために一肌脱ぐことも!

ありがたいことに「血液を分けてくれたねこちゃんにあげてください!」とレシピエントねこちゃんの飼い主さんから差し入れをいただくこともありました。

 

B型の割合が比較的多いねこちゃんは「エキゾチックショートヘア」「ブリティッシュショートヘア」「デボンレックス」と言われています。国や研究によって結果は様々です💦でもブリティッシュショートヘアはBが多いイメージがあります!

 

AB型は、極めて稀です。

血液型判定をしていてAB型が出た場合は、本当に結果があっているかを疑います。

これは間違いなくAB型だ!と言い切れた結果になったのは経験上1回あるかないか…

 

 

 

次にわんこの血液型のお話🐶

なかなかややこしいです!頑張ってついてきてください!

 

犬の血液型は8~13種類あるといわれています🐶

赤血球についている抗原は

「DEA1.1」「DEA1.2」「DEA3」「DEA4」「Dal」「Kai」…など

 

で、「うちのわんこはDEA1.1だ~!」というわけではないという複雑さなのです…

ポチくんは「DEA1.1」「DEA3」を持っていて

タロウくんは「DEA1.2」「DEA3」「DEA4」を持っている

みたいな感じなのです😲

※DEAはDog Erythrocyte Antigenの略です。

 

すべて同じ型を持っているわんこ同士ではないと輸血できない…?と思われますが、そういうわけではなく、特に凝集反応が強い「DEA1.1を持っているか持っていないか」の判定で輸血がおこなえるか判断します。

「DEA1.1」を持っている=「DEA1.1+」、「DEA1.1」を持っていない=「DEA1.1-」となります。

犬の場合、先天的に血液中の血漿に抗体が含まれていないと言われており、はじめて輸血をおこなう場合は血液型があっていなくても問題ないという考え方があります。2回目以降は1回目の輸血をおこなった際に抗体ができている可能性があるので、適した組み合わせでおこなう必要があります。

 

なので

輸血可能な組み合わせは以下の通り。

レシピエントがDEA1.1+の場合、ドナーはDEA1.1+かDEA1.1-

レシピエントがDEA1.1-の場合、ドナーはDEA1.1-のみ

となっています。

 

日本で飼育されているわんこはDEA1.1+が約80%、DEA1.1-は約20~30%と言われています。

DEA1.1+が多いといわれている犬種は「ダックスフンド」「バーニーズ・マウンテンドッグ」「ミニチュアシュナウザー」「ミニチュアピンシャー」など。

DEA1.1-が比較的多いといわれている犬種は「ボクサー」「フレンチブルドッグ」「ジャーマンシェパードドック」「ドーベルマン」「ボーダーコリー」など。

ねこちゃんのところでもお話しましたが、国や研究によって結果は様々です💦

ダックスフンドは+が多くて、ジャーマンシェパードは-が多いのは体感としてあるかもです!

DEA1.1-の血液はDEA1.1の有無にかかわらず、どちらにも輸血が可能となりますので、かなり重宝されます✨

当院ではまだドナー募集をおこなっていませんが、今後おこなうことになればぜひドナー登録をしてもらいたいです🌝

 

 

 

人も猫も犬も、いざ輸血!!!となる前に、血液型の把握のみではまだ実施しません!!

血液型の把握をした上で、レシピエントとドナーの血液を混ぜ混ぜして、凝集反応(赤血球がぐしゃっとなる)が起こらないかを確認する

「血液交差試験(クロスマッチ試験)」

をおこないます。

 

凝集反応が起こるのは血液型の把握のみで回避できるものではなく、レシピエントとドナーの状態にも影響され、不規則抗体の存在など、様々な原因がある場合があります。

なので、クロスマッチ試験は必須です。

 

 

 

「うちの子の血液型って何型なんだろう?」と思っている飼い主さん!

外部に依頼する検査になるので、当日結果をお伝えすることはできませんが血液型を調べることは可能です!

調べてみたいな~という方がいらっしゃいましたら、ぜひスタッフまでお声がけください♪

--------------------------------------------------------------------
みたかマロン動物病院
住所 : 東京都三鷹市野崎4-7-1 マロンテラス2階
電話番号 : 0422-26-1716
FAX番号 :  0422-26-1719


--------------------------------------------------------------------

当店でご利用いただける電子決済のご案内

下記よりお選びいただけます。