防災シリーズ③ 災害時の支援・災害が発生したらどうする?・避難先での飼養
2025/09/11
こんにちは。動物看護師の菅野(かんの)です。
久しぶりの防災シリーズのブログです。
先月は院内でセミナーをおこなうことができました!
暑い中、わざわざお越しいただき参加してくださった皆様、誠にありがとうございました。
今回は、
・災害時の支援
・災害が発生したらどうする?
・避難先での飼養
についてまとめました。
災害時の支援
災害時の 自助、共助、公助 とは?
自助→自分(家族・ペット)の命は自ら守る。
共助→近隣が互いに助け合って地域を守る・備える
公助→行政機関による防災・災害救助
共助、公助は災害発生から72時間後となります。
それまでは自助となるため、最低限72時間は自分で自分と家族とペットの命を守れるように備えておきましょう。
災害が発生したらどうする?
飼い主の安全確保、状況把握!
ペットを守るためにはまず自身の安全確保が必要です。
その後、ペットの安全確保をおこないます。リードをつける、ケージに入れるなど。
災害の状況は、ラジオやテレビ、行政のホームページなどから積極的に情報を得るようにしてください。
避難の判断!
得られた情報をもとに、自宅や地域の状況を確認します。
それをもとに、避難するか、自宅に留まるか判断をします。
自宅が危険な場合や避難指示が出ている場合は、指定緊急避難場所や安全な場所にペットと同行避難してください。
避難先での飼養
避難所の場合
避難所での飼養は基本的に飼い主がおこないます。
基本的にペットの飼養場所は別に設けられ、屋外飼養の可能性もあります。
地域の防災計画に従ってください。地域の防災計画を調べて把握しておくことをお勧めします。
避難所には、動物が苦手な人達、アレルギーがある人達もいるので、その人達への配慮が必要不可欠となります。
避難所以外のペット飼養環境
・自宅
自宅が安全であれば、みんなで家に留まる在宅避難が可能です。
二次災害の危険が考えられる場合は、避難所へ同行避難をしてください。
・車中、テント
飼い主は、手足を伸ばして眠れる状況を作りエコノミークラス症候群の対策、
遮光や換気をして熱中症の対策と注意が必要となります。
ペットも熱中症になるため、車内の温度に常に注意し、十分な飲み水を用意しましょう。
もしもの時に備えて、ガソリンは満タンにしておくことをお勧めします。
車の冷房暖房は真夏と真冬の避難で重要となります。
長時間、車から離れる場合は、安全な飼養場所に移動させてください。
・施設などに預ける
避難所での飼養が困難な場合、飼い主の事情により飼養ができない場合には、被災していない親戚や友人、動物病院やペットホテルなど、一時預け先の確保に努めましょう。
防災シリーズ③までやってきましたが、みなさんどうでしたでしょうか?
住んでいる地域の防災計画、ハザードマップ、安全な場所、避難所の確認、避難時の持ち物の準備などなど…
やっておいて絶対損はないです。
いざ起こってから、あれこれ調べるより(あれこれ調べる余裕もないかもしれないですよ!)、平常時に把握と備えをしておきましょう。
不明点ありましたら、気軽にご相談ください♪
最後に!
ペットの命を守れるのは、飼い主さん!あなたです!!
自分が生きなければ、ペットも救えません。
ペットの命ももちろん大切ですが、自分の命も大切にしてくださいね。
🐈
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