症状に応じて適切な治療や処置を実施
Exotic Animal
うさぎやモルモットをはじめ、フェレットやハムスター、ハリネズミといったエキゾチック動物についてもご相談の上で対応しています。動物種の特性と本人の様子を観察しながら負担のない範囲でできる限りの検査を行い、病気が隠れていないかを判断いたします。飼い主様に安心を提供できるように努めます。また、どこまでの検査や治療を行うか、飼い主様のご希望と状況に添ってとしっかりご相談させていただきます。
うさぎとモルモットに多い病気
RABBITS AND GUINEA PIGS
注意すべき症状 | 食べない、便が出ない、血尿、眼振、斜頸、皮膚の脱毛・痒みなど |
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よくある病気 | 食滞、不正咬合、子宮疾患、前庭疾患、皮膚疾患など |
検査・治療方法 | 犬や猫と同様に、血液検査、レントゲン、超音波検査などで原因を調べます。ウサギやモルモットなどの草食動物は寒さや周囲環境の変化に弱く、敏感に反応して消化管の動きが低下します。そのままにしておくと死に至ることもあります。また、換毛期の抜け毛や異物を飲み込んで、物理的に消化管閉塞を起こす場合もあるので注意が必要です。
治療は注射、点滴、飲み薬などでお腹の動きを改善します。食べない場合は強制給餌が必要になったり、通院や入院が必要になる場合もあります。ウサギやモルモットは子宮の病気も多いです。血尿で気がつくことが多く、ひどい場合は貧血を起こすこともあるため、子宮摘出手術が必要になる場合があります。また、最近では犬や猫と同様に、ウサギの若齢期における予防的避妊手術も推奨されています。その他、神経症状が現れる病気や一般的な皮膚症状を起こす病気もあります。ウサギやモルモットは体調不良を隠す動物なので、普段から健康状態を観察し、ちょっとした変化を見つけることが大切です。 |
フェレットに多い病気
FERRET
注意すべき症状 | 食べない、元気がない、脱毛、下痢など |
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よくある病気 | 異物摂取、副腎腫瘍、インスリノーマ、リンパ腫、胃腸炎など |
検査・治療方法 | 血液検査、レントゲン検査、超音波検査などで原因を探します。フェレットは遊んでいておもちゃを食べてしまうなど、異物の摂取が時々見られます。基本的に吐かない動物なので、なかなか気づかない場合があります。腫瘍が見つかった場合には、手術の他に、ステロイドや抗がん剤などで対応する場合もあります。 |
ハムスターに多い病気
HAMSTER
注意すべき症状 | 下痢、食欲不振、元気消失、脱毛、皮膚の腫瘍など |
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よくある病気 | 感染性下痢症、不正咬合、皮膚疾患、心臓病、体表腫瘍など
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検査・治療方法 | 犬や猫と同様に、飲み薬や注射で治療します。体が小さい分、病気の進行が早く、かなり重症になってから気づく場合もあるので注意が必要です。 |
ハリネズミに多い病気
HEDGEHOG
注意すべき症状 | 食欲がない、元気がない、下痢、フケなど |
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よくある病気 | 感染性下痢、皮膚疾患、口腔内腫瘍、歯肉炎、神経疾患など |
検査・治療方法 | 詳しい問診と診察から診断を開始します。ハリネズミは恐怖や緊張で丸くなってしまうことが多いので、普段から手乗りにしておくと病気の対応がしやすくなります。検査や治療のため、必要であれば麻酔処置を行うこともあります。基本的には犬猫と同様に内服薬や注射による治療になります。 |
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